身分を確かめず、偽名で書類を書かせたうえで盗品を買い取ったとして、福岡県警は9日、福岡市南区柏原4丁目、古物店経営林政弘容疑者(38)を古物営業法違反などの疑いで逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。
東署によると、林容疑者は昨年10月5日、自らが営む同市中央区赤坂1丁目の古物店で、盗品の貴金属を9万2095円で売却者の男から買い取る際、住所や氏名などを確かめず、貴金属の加工に同意させる「加工承り証」に偽名で「田中一夫」と書かせ、文書を偽造した疑いがある。
買い取る際に「田中でも何でもいいから、書いとって下さい」と男に伝えたとされるが、林容疑者は「身分確認したし、『田中でも何でも』とは言っていない」と話しているという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル